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龍(ドラゴン)のタトゥーの意味とは?昇り龍・宝珠のデザインに隠された秘密を解説!

龍のタトゥー

龍(ドラゴン)のタトゥーが持つ意味を解説します。皆さんご存知の通り、龍(ドラゴン)は圧倒的な力をもつ伝説上の生物です。古くから絶対的かつ神秘的な存在として崇拝されてきた龍(ドラゴン)は、タトゥーでも大人気ののモチーフです。今回は歴史と伝統があるモチーフ”龍(ドラゴン)”の意味について解説します。

龍(ドラゴン)のタトゥーの意味は「皇帝(王者)」「立身」「神力」「守護」など!

龍(ドラゴン)

タトゥーにおいても絶大な人気を誇る「龍(ドラゴン)」。絶大的な力を持つ伝説上の生物として世界中でお馴染みですよね。

ドラゴンボールの神龍(シェンロン)をはじめ、漫画やゲームでも龍(ドラゴン)は圧倒的な「力」の象徴として描かれることが多いモチーフです。

そんな龍(ドラゴン)は、パワフルな意味を多く持つシンボルです。

それでは、早速紹介していきます。

龍(ドラゴン)のタトゥーが持つ意味

  • 皇帝(王者)
  • 立身出世
  • 神力
  • 守護

などなど、主に以上となります。

龍(ドラゴン)歴史・伝統のあるモチーフのため、一部の国・文化によっては上記と異なる意味で扱われますのでご注意ください。上記以外だと「勇気」「創造」などの意味を象徴することもあります。

また、東洋と西洋では、そもそもデザインテイストが異なり、シンボルとしての位置付けも違うことが多いです。本記事は、日本でも認知度の高い“東洋の龍”のエピソードを中心に、執筆者がピックアップした代表的な意味のみを掲載しております。

あくまで参考までにご覧いただけますと幸いです。

龍のタトゥー(トライバル)

龍(ドラゴン)は「皇帝(王者)」の意味がある!

王様のイメージ

龍(ドラゴン)には「皇帝(王者)」の意味があります。

これは、大昔の中国で、龍(ドラゴン)を「皇帝」のシンボルとして扱っていた歴史から来たと考えられます。

「皇帝」の意味の由来

中国で有名な『礼記』に記された四種類の霊獣(四霊)がいるのですが、その龍の役割が関係しています。

四霊とは縁起の良い神様で、具体的には「龍」の他に「鳳凰」「霊亀」「麒麟」のことを指します。(古くから中国で崇拝されていました。)

そして、霊獣としての龍(ドラゴン)は以下の特徴があると伝承されています。

  • 台風や洪水などの天災を治めることができる。
  • 竜巻になって天空を駆け上がることができる。
  • 雷雲や嵐を操ることができる。

良い意味でも悪い意味でも天候をコントロールできる影響力の強さから、絶対的な力の象徴だったのです。

四霊として崇拝されていることや、絶大なパワーはまるで王様のようですよね!

ゆえに「皇帝(王者)」の象徴になったと考えられます。

龍と鯉は「立身出世」のシンボル!

龍(ドラゴン)のタトゥーは「立身出世」の意味をもち、仕事運に縁起が良いシンボルです。

特に「昇り龍」と呼ばれるデザインは立身出世の意味合いが強いです。

これは中国の故事『登竜門』における”鯉(コイ)の滝登り”が関係しています

登竜門の鯉(コイ)の滝登りとは?

龍と鯉のデザイン

有名なエピソードですが、登竜門は以下のようなお話です。

「竜門」は中国黄河の上流にある急流で、ここをさかのぼることのできる鯉(こい)は竜になるという「後漢書」李膺(りよう)伝の故事

登竜門(トウリュウモン)とは – コトバンク

モチーフとして鯉(コイ)も「出世」を意味しますが、進化後の龍も「立身出世」の象徴です。

勢いよく天へ昇っている昇り龍のデザインからも、連想しやすいですよね。

そして「立身出世」の意味の延長で「徳」の象徴としても扱わることがあります。(徳のある人間は出世するため。)そのため、中国では優れたセンス(才能)を持つ人を龍と例えることもあります。

昇り龍のデザインについて

ちなみに「立身出世」と「昇り龍」に纏わる話で、日本にも面白いエピソードが存在します。

東京都台東区にある上野東照宮唐門の彫刻のデザインです。

上野東照宮の昇り龍

※少し分かりにくいですが、左は頭が上向き、右は頭が下向き。

画像のように上野東照宮唐門では2体の龍の彫刻があります。どちらも同じ龍のモチーフですが、画像右側(頭を下に向けている)の方が「出世」に関して縁起の良い龍と言われています。

理由は「頭が下がっている = 出世する人ほど腰が低い(頭を下げている)」からだそうです。

そのため、通常は上向きの龍(左側)が「昇り龍」として扱われることが多いのですが、この彫刻では逆という説が有名です・・・(とは言っても、様々な説があるため頭の向きは気にせず、好きなデザインにするのがオススメです!

社殿を囲う透塀との間にある柱の内外4額面には左甚五郎の作と伝えられる昇り龍と降り龍が嵌め込まれている。外側から見ても、内側から見ても、右の龍の頭が下を向き、左の龍の頭が上を向いている。上を向いているのが昇り龍かと思うが、そうではない。偉大な人ほど頭を垂れるという諺に由来して、頭が下を向いているものが昇り龍と呼ばれている。

上野東照宮の唐門の左甚五郎の昇り龍と降り龍

龍のタトゥーは「神力」「守護」のシンボルでもある。

神秘的な龍

続いては「神力」「守護」の意味について解説します。

これらは龍(ドラゴン)が持つ神秘的な力から由来しています。

古くから神様的な存在として祟られていた龍は、もちろん神秘的で縁起の良い存在です。

そのため、風水においても絶大なパワーを持っていると言われており、ときには運気そのものを象徴する「幸運の源」として扱われることもあるそうです。

風水の龍

風水では龍の置物などは、健康運、仕事運、家庭運、恋愛運など、全ての運気を上げてくれると効果があると言われています(※あくまで風水の話なので信憑性は分かりません。)

このような不思議なパワーから「神力」「守護」の意味を持ったと考えられます。

龍(ドラゴン)のタトゥーで運気が上がるかは分かりませんが、縁起が良いことは間違いなさそうですね!

龍の宝珠(宝玉)の意味とは?

「神力」に関連して、不思議なパワーがると言われている「龍の宝珠(宝玉)」ついて説明します。

画像のように龍(ドラゴン)は宝珠と一緒にデザインされる機会が多いです。(タトゥーでも宝珠セットのデザインは多い印象です。)

なんと、この宝珠にはどんな望みでも叶えてくれる不思議な力があるそうです。(まるでドラゴンボールですよね笑)

かの有名な『竹取物語』では、かぐや姫が5人の貴族に要求したお宝の中にも「龍の宝珠(龍の首の珠)」の名前が挙がりました。※宝珠の位置は諸説あります。かぐや姫の物語では首に隠していると言われていますが、wikipediaによると顎(あご)の下との記載もあり、様々な説によって異なるようです。

よっぽど珍しいお宝なのですね!(笑)

伝説の龍が持つ神秘的なお宝ですし、宝珠には龍(ドラゴン)同じく縁起の良いパワーがあるかもしれませんね。

龍(ドラゴン)のタトゥーのデザインを大紹介!

– 龍と桜

– 龍と鯉

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– 和彫り

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– 洋彫り

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– トライバル

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– ワンポイント

– 背中

– 胸

– 腕

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– 手首

– 足

– 足首

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タトゥーを隠したい場合は・・・

人生何があるか分からないですし、いざタトゥーを入れた後、やはり年に数回は隠さないといけないシーンが訪れるかと思います。

タトゥーを隠したい場合、ファンデーションシールというアイテムがあります。衣類やサポーターで隠すのもOKですが、最近ではこのような製品もあるのを覚えておきましょう。※肌の色味 / タトゥーの濃さによっては不自然になっちゃうときも・・・。ただし、手軽に目立たせなくできるため、状況によって使い分けてくださいね。

龍(ドラゴン)のタトゥー まとめ

いかがでしたでしょうか。

龍(ドラゴン)のタトゥーは、力強くパワフルなデザインが多かったですね。デザインの特徴としては、和柄やトライバルのスタイルで描かれることが多い印象です。

基本的には大きめなサイズが多いですが、デザインによっては小さく応用の効かせることもできるため、ぜひアーティストさんに相談してみてくださいね。

龍(ドラゴン)の意味に関する3ポイント

  1. 「皇帝(王者)」「神力」など、龍にピッタリな絶対的な力を象徴する意味が多い。
  2. 風水的にも、龍(ドラゴン)は最上級の神秘的パワーを持っている。
  3. 龍(ドラゴン)のタトゥーは和柄もトライバルでもクールに仕上がる!

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