鯉(コイ)のタトゥーの意味を解説します。大きく鮮やかなウロコは、まさに和柄のデザインと相性抜群。和柄・和彫り(ジャパニーズスタイル)では定番の絵柄のひとつです。その人気は日本だけに留まらず、世界中でも有名なモチーフとなっております。今回はそんな鯉(コイ)が象徴する素敵な意味 & 色の違いについてご紹介!
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鯉(コイ)のタトゥーは「立身出世」「飛躍」「成長」「生命力」「長寿」の意味!
和彫り・和柄の定番モチーフである「鯉(コイ)」。
一見すると日本のイメージが強いですが、実は欧米でも人気が高いモチーフです。通常であれば、英語で鯉(コイ)は”カープ(英:carp)”と言うのですが、タトゥー関係者は”ジャパニーズ コイ フィッシュ(Japanese Koi Fish)”と呼ぶほどです(笑)
たしかに、錦鯉を代表する美しいカラーは、デザインとしての魅力を感じざるを得ませんよね(笑)
そんな鯉(コイ)ですが、シンボルの観点でも素敵な意味を多く持っています。
鯉(コイ)のタトゥーの意味
- 立身出世
- 飛躍
- 成長
- 生命力
- 長寿
などなど、主に以上となります。
また、一部の地域・文化では異なる意味を持つ場合がございますので、予めご了承くださいませ。上記以外では「忍耐力」「忠誠」「幸運」のシンボルとしても扱われることもあります。
本記事は、編集部がピックアップした代表的な意味のみを掲載しております。あくまで参考までにご覧いただけますと幸いです。
「立身出世」「飛躍」「成長」は、鯉(コイ)の滝登りから由来。
まずは「立身出世」「飛躍」「成長」の意味について解説します。
これらの意味は、中国で有名な故事『後漢書』の”登竜門”から由来しています。
有名なエピソードなので既にご存知の方も多いかと思いますが、念のため解説しておきますね。
登竜門の「竜門」とは、黄河上流にある登竜門を切り開いてできた急流のことである。その竜門を登りきった鯉がいたならば、竜になるという言い伝えがあった。
竜門の言い伝えから、人の立身出世の関門を「登竜門」と言うようになった。
つまり、鯉(コイ)は、流れの激しい滝を登り、登竜門をくぐり、天まで登って「龍(ドラゴン)」に成長することから、「立身出世」「飛躍」「成長」のシンボルになったのです。
またコイだけでなく、成長後の龍のタトゥーでも「立身出世」に縁起の良い絵柄として扱われます。
一口に鯉(コイ)のデザインといえども、やはり「成長」や「飛躍」の覚悟の意味を込めたい場合は、滝を登っているコイのタトゥーの方が良いかもしれませんね。(基本的にどんなデザインであっても、シンボルの意味は変わりませんが・・・)
「生命力」「長寿」は鯉(コイ)の生命力から由来
鯉(コイ)のモチーフは「生命力」「長寿」を象徴することもあります。
これらの意味は、コイの生命力の強さから由来しています。
実は、コイの寿命はとても長いと言われています。なんと平均して20年以上、個体によっては70年以上も生き続けることがあるそうです。また、他の魚に比べると、環境に対する耐性も強く、生き抜く力に優れています。
生命力は極めて強く魚にしては長寿の部類で、平均20年以上でまれに70年を超す個体もある。鱗の年輪から推定された最長命記録は、岐阜県東白川村で飼われていた「花子」と呼ばれる個体の226年だが、これは信憑性が疑問視されている。
長寿であることのほか、汚れた水にも対応する環境適応能力が高く、しかも水から上げてしばらく水のないところで置いていても、他の魚に比べて長時間生きられるようである。水質の低温化にも強い。
登竜門の話では滝を登りきりますし、鯉(コイ)は以外とパワフルなエピソードが多いですよね。(笑)
意味に関しても、縁起の良いものばかりで、タトゥーのモチーフとして人気なのも頷けますね!
鯉(コイ)は何色がおすすめ? – 色の違いをまとめてみた。(夢占い)
鯉(コイ)と言えば、赤、金、黒など色々な個体が存在します。そのため、タトゥーのデザインでも、様々なカラーバリエーションが考えられるモチーフです。
実際に、何色のコイにするか迷われた方もいるかと思います。
今まで紹介してきた意味は、カラーは関係なく、コイ全般が共通して持つ意味です。ゆえに、どんな色のデザインであっても、基本的に意味が変わることはございません。ですが、夢占いなど、一部の占いではコイの色によって意味が異なるケースがございます。※夢占いとは夢に出てきたモノや状況から心理状態や未来を判断する占いです。
もちろん”夢占い”と”タトゥー”は、直接的な関係はありませんが、あくまでカラー選びの参考にまとめてみました。
赤い鯉(コイ)
赤い鯉(コイ)は恋愛面・対人面で、縁起の良い夢とされています。エネルギッシュで活力に溢れている心理状態を暗示します。
白い鯉(コイ)
白い鯉(コイ)は、価値観の変化など、自身の内面の成長・変化を暗示する夢とされています。また、質の高い判断能力を象徴するとも言われています。
黒い鯉(コイ)
「立身出世」「飛躍」「成長」など、鯉(コイ)がもつ意味を、もっとも一般的に象徴するシンボルだそうです。つまり、黒色の鯉(コイ)は可もなく不可もなく、本来の意味を大切にするカラーです。また、自然で育った野生のコイは「黒」です。鑑賞用に養殖された錦鯉にはない、パワフルさがありますよね。
金の鯉(コイ)
金色の鯉(コイ)が登場する夢は、予想外の収入が手に入るなど、財運上昇を意味すると言われています。たしかに、金色のコイは、金運に縁起が良い感じが伝わりますね(笑)
カラフル(錦鯉)
錦鯉(ニシキゴイ)の中には、色彩鮮やかな斑点模様の個体もいますよね。夢占いでの役割は、上記で紹介した様々なカラーの意味を、複合的に象徴するハイブリットなタイプだそうです。言い換えると、対人運、金運などの効果をバランス良く備えているということですね。
・・・
※また夢占い・風水関連の意味は、紹介するサイトによって異なることが多いので、自分でも一度調べることをお勧めします。
鯉(コイ)のタトゥーデザインをピックアップ
– 花と鯉(コイ)
– 龍(ドラゴン)と鯉(コイ)
– トライバル
– ワンポイント
– 首元
– 肩
– 胸
– 背中
– 脇腹(あばら)
– 腕
– 足
タトゥーを隠したい場合は・・・
人生何があるか分からないですし、いざタトゥーを入れた後、やはり年に数回は隠さないといけないシーンが訪れるかと思います。
タトゥーを隠したい場合、ファンデーションシールというアイテムがあります。衣類やサポーターで隠すのもOKですが、最近ではこのような製品もあるのを覚えておきましょう。※肌の色味 / タトゥーの濃さによっては不自然になっちゃうときも・・・。ただし、手軽に目立たせなくできるため、状況によって使い分けてくださいね。
鯉(コイ)のタトゥー まとめ
いかがでしたでしょうか。
鯉(コイ)のタトゥーは、日本を代表するモチーフなこともあり、本当に素敵なデザインばかりでしたね!やはり和彫りですと、サイズ的に大きくなってしまいますが、他のスタイルであれば、比較的小さいデザインとしても、様々な部位に入れることも可能です。
鯉(コイ)の意味に関する3ポイント
- 「立身出世」「飛躍」「成長」の意味は、登竜門の滝登りが由来。
- 生命力の強さから「生命力」「長寿」のシンボルとして扱われることがある。
- 大きな和彫りのデザインは大迫力のタトゥーに仕上がる!