タトゥーの用語を徹底的にまとめました。タトゥー業界では普段聞き慣れない専門用語が少し多くて難しいですよねそんなときはこの記事を役に立ていただければ幸いです。初心者必見!ファーストタトゥーの前にぜひ一回読んでくださいね。
INDEX
「ア行」のタトゥー用語一覧
アウトライン
デザインの枠、輪郭部分のことです。よく聞く「すじ彫り」とはアウトラインを入れていくことになります。カラーでもモノクロでも、一般的にはアウトラインから彫り始めるのが一般的です。
アフターケア
施術後に行うタトゥーのケアのことです。施術直後はスタジオでケアを行いますが、自宅に帰ってからは自分で施術部分のケアを行う必要があります。具体的には「軟骨を薄く塗る」「乾燥させないようにする」「清潔に保つ」「シャワーのときの注意」などです。タトゥーを綺麗に仕上げるにはアフターケアは欠かせません。担当アーティストの指示をしっかり守りましょう。
いたずら彫り(悪戯彫り)
プロのタトゥーアーティストではなく、アマチュアや素人が入れたタトゥーのことです。自分自身でタトゥーを入れる自彫りも「いたずら彫り」の一種です。調べるとやり方がでてきますが、危険なので決してマネしないでくださいね。
色飛び
タトゥーの色が一部抜け落ちてしまうことです。原因としては、アフターケアを怠った場合や、体質や肌状況によって着色しにくかったりする場合があります。もしも色落ちしてしまった場合は、担当のタトゥーアーティストさんに相談しましょう。
色付け
すじ彫りしたデザインに色を入れることです。カラーの面積は多いので一見痛そうですが、一般的にすじ彫りの方が痛いです。
インク
タトゥー専用のインクのことです。決してプリンター等のインクではないのでご安心を!実は海外を中心に様々なタトゥー専用インクが販売しております。(発色・着色しやすかったり、アレルギーへの安全性などが高いです。)
※昔の日本は墨汁を使っていましたが、今はもっと安全なインクなので安心してください。
インクキャップ
使用するインクを必要な分だけ出しておくためのインク。インクを必要な分だけ、使い捨てのカップに出しておくことで、感染予防など衛生面で効果がある。
ウォークイン
英語でwalk-in。直訳すると「飛び込み」です。ホテルなどでは予約せずに直接フロントに行くことです。タトゥーでも同じです。事前の予約や連絡なしで、その場でタトゥーフラッシュからデザインを選んで彫ることです。当日OKかどうかはスタジオによって異なるから、事前に調べておいてね!
ウルトラソニック洗浄機
タトゥーマシン用のインク落とし洗浄システムです。超音波で、針やチューブから細かな汚れを落とします。その後オートグレーヴで高圧滅菌を行います。タトゥーを彫るときに使われる針やマシンの衛生面を保つための機械です。
オートグレーヴ滅菌器
高圧蒸気滅菌器。高い温度の中でタトゥーの機材を滅菌する機械です。タトゥースタジオを経営するなら必須のマシンです。ちなみにタトゥースタジオだけなく、ピアッシングスタジオでも使用されます。
「カ行」のタトゥー用語一覧
カウンセリング
カウンセリングとはタトゥーを入れる前に行う打ち合わせのことです。自分のデザインのイメージはカウンセリングのときにアーティストに伝えます。自分でデザイン画像を持ち込むことが一般的ですが、スタジオの作品集から選ぶことやオリジナルデザインを話し合って決めることもできます。
カスタムワーク
サンプルなどのデザインをそのまま模倣するのではなく、自分だけのアレンジを加えてオリジナルのデザインを作り上げることです。カウンセリングのときに彫師さんに相談しながら、イメージをすり合わせを行います。ただ完全に口頭でデザインを伝えるのは色々と難しいので、オリジナルであっても、イメージと近いデザイン画像などを事前に持ち込めるとスムーズです。
カバーアップ
もともと入れてあるタトゥーに手を加えて、全く別の新しいデザインに仕上げること。タトゥーがイメージ通りでなかった場合、別のスタジオ(アーティスト)でカバーアップが行われることも。
カラーワーク
カラーを使ったタトゥーデザインのことです。
ゲストワーク
タトゥーアーティストが所属しているスタジオ以外でゲストとして施術を行うこと。日本ではまだまだ一般的ではありませんが、有名なアーティストが様々なスタジオでゲストワークをすることがあります。
五分袖彫り(ごぶそでぼり)
英語ではハーフ・スリーブタトゥーと呼ばれています。胸肩〜肘までタトゥーを入れることを五分袖彫りと良います。考え方はシャツと同じで、七分袖彫りは前腕(肘と手首の間)までタトゥーを入れること。十分袖彫りは手首までタトゥーを入れることを指します。
コンベンション
日本ではまだまだ少ないですが、タトゥーのイベントのこと。多くのタトゥーアーティストが集まって、作品を展示したり、公開で施術を行ったりするタトゥーファン向けのイベントです。テクニックを競ったり、アーティストの交流の場でもあります。
「サ行」のタトゥー用語一覧
サージカルグローブ
施術の際にはめる使い捨ての手袋のこと。施術では血液や体液が付着するため、感染の予防など衛生面を考慮して使い捨ての手袋を使います。
シェーディング
日本語では「ぼかし」です。陰になる部分を濃淡でグラデーションを使って描くことで、デザインを立体的に見せる技法です。カラーだけでなくブラックアンドグレーのタトゥーデザインでもシェーディングをして迫力を出すことが多いです。
下絵(したえ)
色鉛筆やPCなどで用いてデザインされたタトゥーの元になる絵のことです。お客さんと相談しながら下絵をイメージ通りに仕上げます。下絵が完成したら、いよいよ施術になります!
紫外線殺菌保管庫(しがいせんさっきんほかんこ)
オートグレーブで滅菌した機材を無菌状態で保管するための装置です。殺菌効果のある紫外線を出しており、機材をこの装置に入れておくだけで殺菌されます。タトゥースタジオの衛生面で非常に活躍している装置になります。
消毒液(ディスインフェクタン)
施術前と施術後の2回、感染予防として塗る消毒液です。施術部分に広げて塗ることで術後の感染リスクが大幅に減少します。
すじ彫り
デザインの土台となるアウトラインを入れていくこと。タトゥーの施術の中で、すじ彫りをしているときが一番痛いという方も多い。
ステンシル
タトゥーでは下絵のデザインを写して肌に転写すること。ステンシルシートやその行為のこと「ステンシル」と呼ぶことが多い。※トレースとも言います。
「タ行」のタトゥー用語一覧
タッチアップ
現状のタトゥーは元のデザインを活かして、再びキレイな状態に仕上げることです。年月が経って薄くなってきたタトゥーに、色を入れ直したり、ラインを引き直したりします。
※混同しがちですが「カバーアップ」は全く新しいデザインに治すことなので間違えないでくださいね。
タトゥーフラッシュ
タトゥーのデザインが描かれている作品例になります。タトゥースタジオに行けばタトゥーフラッシュの中から好きなデザインを選ぶことも可能です。ちなみに飛び込みでスタジオに行き、タトゥーフラッシュのデザインを彫ることを「フラッシュワーク」といいます。
つぶし
ベタ塗りのこと。色を塗りつぶしていく作業が由来。
ディスポーザブル(使い捨て)
英語で「disposable」。直訳で使い捨て。インクキャップ、手袋、針など、血液・体液・インクなどが付着するものは衛生管理のためほとんどが使い捨て商品(ディスポーサブル商品)である。
手彫り
マシンを使わずに手作業のみでタトゥーを入れる手法。実は日本の伝統的な施術方法と言われているが、実は海外の民族などでも古くから用いられている施術方法です。マシンに比べて痛み&時間も増すが、手彫りならではの仕上がりを好む人もいます。
トレース
トレーシングペーパーに写した下絵を肌に転写することです。転写したデザインを見て、タトゥーの位置やサイズを最終確認できます。
「ナ行」のタトゥー用語一覧
ニードル
タトゥーを入れる際に使用する針のことです。タトゥーのマシンに装着して使います。
軟骨
患部に塗って出血や細菌を防ぐお薬です。一般的に、施術前とアフターケアで使用します。有名な塗り薬ので知らずに使ったことのある人も多いと思います。
抜き彫り
1つのモチーフだけを彫り上げたデザインのこと。モチーフの周りに装飾をしないことが特徴です。
「ハ行」のタトゥー用語一覧
ブース
施術を行う場所のこと。施術用のベッドが置いてあったり、仕切りで区切られていたりする。
フラッシュ
タトゥーフラッシュのこと。※「タ行」のタトゥーフラッシュを参照。
フラッシュワーク
カスタムワークとは違ってタトゥーフラッシュのデザインをそのまま入れること。
フリーハンド
下絵を転写シートでトレースせずに、ペンなどを使って身体に直接デザインを描くこと。
「マ行」「ラ行」「ワ行」のタトゥー用語一覧
マシン彫り
手彫りではなく、マシンを使ってタトゥーを入れること。現在ではこのマシン彫りが主流です。タトゥー・マシンは国産のものから海外のものまで様々な機種があるが、購入したマシンにアーティスト達は独自のカスタムを加えて、それぞれオリジナルのマシンになっていることが多い。
リメイク
元々入っているタトゥーに、さらにデザインなどを付け加えること。一般的にアレンジは、シンプルなタトゥーを華やかにアレンジしたり、大切な人の名前をデザインに加えたりします。
ワンポイント (ワンポイントタトゥー)
タトゥーの大きさを表しています。身体の一点に小さなデザインを加えることを指しています(通称:ワンポイントタトゥー)。基本的にサイズによって料金が決まっていることが多く、料金表を見ると”ワンコイン”や”ハガキサイズ”など様々な形で表現されています。
タトゥーを隠したい場合は・・・
人生何があるか分からないですし、いざタトゥーを入れた後、やはり年に数回は隠さないといけないシーンが訪れるかと思います。
タトゥーを隠したい場合、ファンデーションシールというアイテムがあります。衣類やサポーターで隠すのもOKですが、最近ではこのような製品もあるのを覚えておきましょう。※肌の色味 / タトゥーの濃さによっては不自然になっちゃうときも・・・。ただし、手軽に目立たせなくできるため、状況によって使い分けてくださいね。