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錨(イカリ)・アンカーのタトゥーの意味とは?※デザイン画像あり

アンカータトゥーの男性

錨(イカリ)・アンカーのタトゥーの意味を解説します。錨(イカリ)とは、船を水上に停止させておくための船具のこと。昔からアメリカ海兵隊や水夫(船乗り)などの間で人気を博してきたデザインです。そして、現在でもその人気は衰えず、多くの人が錨(アンカー)のタトゥーを選び続けています。今回は、そんな錨(アンカー)のタトゥーの意味を解説します!

錨(アンカー)のタトゥーの意味は「安定」「希望」「誠実」「忠誠」

錨(イカリ)のモチーフ

タトゥーの中でも人気が高い「錨(アンカー)」のデザイン。

昔から多くの人に愛され続けている、タトゥーの定番モチーフのひとつです。

錨(アンカー)とは、海の上で船を止めるときに使われる船具のこと。ロープや鎖につながれた錨(アンカー)を海底へ沈めることで、荒波や暴風に対して船が流されないように固定できます。

そのデザインに一体どんな意味が込められているのでしょうか?

早速、紹介していきたいと思います。

錨(アンカー)のタトゥーの意味

  • 安定(ぶれない意思・揺るぎない内面)
  • 希望
  • 誠実
  • 忠誠

※今回ご紹介する意味はあくまで一部のみなので、予めご了承ください。一部の国・地域では上記以外の意味で扱われることがございます。例えば、上記以外では「名誉」「保護(セキュリティ)」などのシンボルでも扱われることがあります。本記事は、編集部がピックアップした代表的な意味のみを掲載しております。

このように、アンカーのデザインは素敵な意味が多いのです。

それぞれの意味に、荒波や海風にも抗う錨(アンカー)らしい勇まいエピソードがあります。

錨(アンカー)はどんな困難にも負けない「安定」の象徴!

海底に刺さるイカリ

まずは「安定」の意味についてです。

こちらは、がっしりと船を固定する様子から由来しました。

どんな荒波であっても船を支える錨(アンカー)のように、「どんな困難な状況であっても、ぶれない意志で人生を支える」という意味が込められています。

ゆえに、錨(アンカー)が象徴する「安定」とは、「ぶれない」「揺るぎない」など、”精神的な安定”のニュアンスが強いです。

ぶれない意思のイメージ

実際に、錨(アンカー)は、ぶれずに真っすぐ投げ入れないと、海底にしっかりと刺さらず船体を固定できません。人生も同様に、揺るぎない信念を持って真っすぐに生きていかいなければ、他人の意見に左右されたり、行動に移せなかったりと、何かと後悔することが多くありますよね。(笑)

錨(アンカー)のタトゥーは、そん”揺るぎない内面”の象徴でもあります。

また、恋愛においては「気持ちが揺れないように互いの絆をしっかりと結びつける」という意味でも扱われることがあります。

錨(アンカー)は「希望」を象徴する。

嵐に遭遇する水夫

次はアンカーが意味する「希望」の意味についてです。

昔の船は、旅の途中で大波や強風に出会ったら最後。大破・沈没してしまい、命を断ってしまうことも少なくありませんでした。

嵐や波にも負けず、船を固定する錨(アンカー)は海兵たちの命を託す大切な船具でした。

それゆえ、錨(アンカー)は船を支える最後の「希望」だったのです。

ちなみに余談ですが、リレーの最終走者を”アンカー”と呼ぶのも錨(アンカー)からきています。

リレーのラストスパート、つまり「最後の希望」をその選手に託すという意味で由来したと言われています。

キリスト教における錨(イカリ)のシンボルとは?

十字架とイカリ

キリスト教においても錨(アンカー)は「希望」のシンボルで扱われることがあります。

理由は以下の通りです。※諸説あります。

  • 聖書の一説に『魂の希望を不動のものにするための錨よ』と、錨と希望について言及されている。
  • キリスト教の十字架マークと錨(アンカー)は形が似ている。

などなど。

からみ錨のデザインと、「誠実」「忠誠」の意味。

続いては「誠実」「忠誠」の意味についてです。

これら、アメリカやイギリス海兵隊などのシンボルマークである”からみ錨”から由来したと言われています。※ちなみに日本の海上自衛隊でも帽章にも用いられています。

タトゥーデザイン(からみ錨)

※からみ錨とは、画像のように錨(いかり)にロープや鎖が絡まっている状態です。

からみ錨のマークは、いわば海兵隊にとって誇り高きシンボルなのです。海兵隊として「忠誠」を誓い、毎日厳しい練習を積み、国のために戦っている証なのです。

海兵隊とアンカーマーク

揺るぎない意思を象徴する「安定」の意味に加えて、「誠実」「忠誠」の意味をもっているのです。※ちなみに、これらの言葉は日本だと少しネガティブなニュアンスでも使われますが、そんなことはありません。誘惑や困難に立ち向かう“真摯さ”を形容するポジティブな言葉でもあります。

  • 誠実:私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に対すること。また、そのさま。
  • 忠誠:忠実で正直な心。また、忠義を尽くすこと。

錨(アンカー)は、オールドスクールの定番モチーフ!?

タトゥーのデザインを考える男性

さて、ここまで錨(アンカー)の意味を解説してきました。

とても素敵な意味ばかりでしたね。

しかしながら、錨(アンカー)のタトゥーが人気な理由は、”意味だけ”ではございません。

実は、タトゥーの歴史も大きく関わっています。

歴史から見る!水夫のタトゥーと、錨(アンカー)の関係性

現代に通じるタトゥーの原点は、1930年代ごろに確立された“オールドスクール”だと言われています。

当時のオールドスクールは、別名を“水夫のタトゥー”と呼ぶほど、船乗り(水夫)たちの間で流行していました。「タトゥーの入っていない水夫は、航海できない船みたいなものだ」と言われるくらい、文化として浸透していました。※タトゥー・マシーンを発明したアメリカのサミュエル・オー・レイリーの言葉です。

タトゥーを入れる水兵さん

そのため、錨(アンカー)のように“海に関連するモチーフ”は、船乗り達と接点の多く、非常に人気が高かったのです。この他には「ツバメ」「ノーティカルスター」「コンパス」などが有名ですね。

これらのモチーフは、このままオールドスクールの伝統的なデザインとして定着していき、その人気が現代まで継承されてきました。

錨(アンカー)のデザインをピックアップ!

– ツバメとイカリ

– ハートとイカリ

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– コンパスとイカリ

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– 星(ノーティカルスター)とイカリ

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– 花とイカリ

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– トライバル

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– オールドスクール

– ニュースクール

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– 耳の後ろ(耳裏)

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– 首元

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– 肩

– 背中

– 胸

– 腰

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– 脇腹(あばら)

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– 腕

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– 手首

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– 指

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– 足

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– 足首

タトゥーを隠したい場合は・・・

人生何があるか分からないですし、いざタトゥーを入れた後、やはり年に数回は隠さないといけないシーンが訪れるかと思います。

タトゥーを隠したい場合、ファンデーションシールというアイテムがあります。衣類やサポーターで隠すのもOKですが、最近ではこのような製品もあるのを覚えておきましょう。※肌の色味 / タトゥーの濃さによっては不自然になっちゃうときも・・・。ただし、手軽に目立たせなくできるため、状況によって使い分けてくださいね。

錨(アンカー)の意味 まとめ

独特なシルエットが特徴的な錨(アンカー)のタトゥー。

男女ともに、お洒落なデザインが多いですよね。

デザインに込められている意味も素敵なモノが多く、昔から愛されている理由が少し分かりましたね!

錨(アンカー)のタトゥーの3ポイント

  • 錨(アンカー)の意味は「安定」。ぶれない意思や揺るぎない内面の象徴します。
  • 嵐にも負けない錨(アンカー)は、船員たちの「希望」でもありました。
  • からみ錨は「誠実」「忠誠」を象徴でもあり、海兵達の誇り高きプライドの証。

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